天気が良い朝、会社の先輩達と近所の公園へ卓球をしに行きました。
大いに卓球を楽しんだ後に、出勤していたことがあります。
ドイツの公園には、結構な確率で卓球台が設置されていました。
その謎を解いていきます。
耐久性と公共性
ドイツの公園や広場にある卓球台は、鉄やコンクリート製が多いです。
これは、屋外に常設するための耐久性 が理由です。

ドイツの公園の卓球台 イメージ図
木製やプラスチック製では雨や雪で傷んでしまいますが、重いコンクリートや鉄なら vandalism(破壊行為)や悪天候にも強く、何十年も使えます。
卓球の国民的スポーツ的な位置づけ
ドイツは卓球が盛んな国で、プロレベルでは、世界の中でも強豪国の一つに数えられています。
・子どもから大人まで親しめるスポーツ
・ラケットとボールだけ持てばすぐに遊べる
・サッカーのように国技的な広がりはないものの、誰でも気軽に参加できる「市民スポーツ」
この気軽さから、公園に常設することが市民の健康増進や交流の場作りに直結します。
社会的な交流の場
卓球台は、ただの運動器具ではなく コミュニティの交流場所 になっています。
特にドイツでは「パークカルチャー(Parkkultur)」が発達していて、公園は運動・読書・音楽・交流の場です。
・朝に出勤前の軽い運動
・学生や移民コミュニティの遊び場
・世代を超えて誰でも参加できる
私が半年暮らしたPalmengarten 近くの公園
フランクフルトの Palmengarten や Westend 周辺の公園は、市民の憩いの場として設計されており、スポーツ器具(バスケゴールや卓球台)が自然に配置されています。
緑と運動を結びつけることで、都市生活者がリフレッシュできるようになっています。
*卓球ラケットセット*