私の配属先は、【ガイドセクション】でした。
旅行者、出張者のための、アシスタント、ガイド、技術視察のための通訳等を手配する仕事でした。
【人的サービスの手配の流れ】
- 既に登録されているプロフェッショナルの人材から依頼内容に適した方を選ぶ。
- Amadeusから依頼のメールを送信する。
- 受託者が仕事内容を確認する。
- 受託者は確認後、仕事を引き受ける、否かの返事をメール、あるいは、FAXで返送する。
- 受託者から断られたら、1に戻って仕切り直しする。
*顧客から人材のリクエストがあれば、その方に電話して、事情を話し、なるだけ引き受けていただくようにお願いしました。
【アシスタント業務】
- 空港送迎トランスファー
ホテルから空港、空港からホテルまでの送迎サービス。
団体旅行であれば、大型バス、個人旅行であれば車でご案内。
空港やホテルに到着後は、チェックインのお手伝い。
- 空港送迎スポット
空港到着口からバスや車の乗り場、空港のバスや車の乗り場からチェックインカウンターまで
の送迎サービス。
空港でのチェックインのお手伝い。
- プリチェックイン
顧客がホテルに到着する前に、ホテルへ行き、部屋の鍵を先にもらうようにする。
その理由は2つあります。
①到着した顧客が個別にチェックインする手間を省くため。
②すぐに鍵を渡して、部屋で休めるようにするため。
プリチェックインには、レベルが3段階ありました。例えば、部屋のお風呂のお湯は出るのか、トイレの水は流れるのか、ツインがダブルになっていないか、アメニティーは揃っているか等、顧客が到着する前に、部屋の中を確認するサービスを行っていました。
部屋が整っていない場合は、ホテルの方にお願いして、部屋を変えてもらう場合もありました。
- 私が経験した珍しいアシスタント
2つ、ご紹介いたします。
1.団体ツアーで、Heidelberg(ハイデルベルグ)のホテルからMünchen(ミュンヘン)空港まで、運転手さんが積み忘れたスーツケースを1つ届けました。
私の職場は、Frankfurt(フランクフルト)でした。まず、フランクフルトからハイデルベルグのホテルへ(約90km)へ行きました。
ホテルで荷物を受け取り、ハイデルベルグからミュンヘン空港(約350km)まで行き、無事に荷物を渡しました。
最後は、ミュンヘン空港からフランクフルト(約300km)までの道のりでした。
移動距離にして、約740km、時間にして約8時間の旅でした。
ほぼ一日、ICE(Inter City Express)、日本でいうところの新幹線に乗って仕事を終えました。
2.Hannover(ハノーファー)の病院に入院されている方を迎えに行き、Frankfurtのホテルまでお連れしました。
手配した車でハノーファーの病院へ行きました。道中、お喋り好きなドライバーさんと話しながらの楽しい時間でした。
病院へ着いたら、入院されている方に会い、退院の手続きを済ませ、必要書類をお医者様から貰い、一緒にフランクフルトのホテルまで行きました。
移動距離にして、約700km、時間にして約8時間の旅でした。
日本からドイツへ来られる方の中には、日本を発つ直前までお仕事で無理をされていて、ドイツに到着した時には、体調不良で、入院、手術して帰国されるケースもありました。
次回は、ガイド業務についてご紹介いたします。
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