ドイツで剣道を再開！社長が繋いでくれたご縁と「Du schaffst das」の魔法の言葉

【社長が繋いでくれたご縁】

ドイツで働き始めて２年が過ぎた頃、私は剣道から離れていました。

そんなある日、会社の社長が日本文化紹介の催しに出かけ、剣道クラブのデモンストレーションを目にしました。

そこで代表者のかっちゃんに声をかけ、こう伝えたそうです。

「私の会社に、剣道を長くやっていた人がいますよ。」

その一言が、私の人生を変えるきっかけとなりました。

次の日の朝、仕事をしていた私に一本の電話がかかってきました。

電話の主は、かっちゃん。

「一緒に剣道しませんか？」

しかし、私は「もう２年も稽古をしていないので難しいと思います」と返答。

すると、彼女は優しく続けました。

「今、決めなくてもいいですよ。気晴らしに一度見に来ませんか？」

その誘いを受け、私は見学に行くことを決めました。

指定された場所へ行くと、かっちゃんが迎えてくれました。

そこへ現れたのがBig BOSS。

彼は開口一番に尋ねました。

「剣道具は持ってきましたか？」

「今日は見学だけで、剣道具も日本に置いてきました」と伝えると、

Big BOSSは笑顔でこう言いました。

「剣道具は貸し出しますので、次は稽古しましょう。」

こうして話は自然と“再開する”方向へと進んでいきました。

２年間のブランクへの不安を抱えつつ、私は剣道を再開しました。

すると不思議ことに、体はしっかりと覚えていたのです。

そして何より――

「楽しい！」

心からそう感じられた瞬間でした。

やがて私は、かっちゃんやBig BOSSとともに、初心者や子供たちへの指導を任されるようになりました。

指導する立場は初めてで戸惑いも多く、二人にはよく相談に乗ってもらいました。

話を聞き、アドバイスを受け、最後に必ずかけてくれる言葉。

「大丈夫。君ならできるよ。（Du schaffst das!）」

その言葉を聞くと、不思議と本当にできるようになるのです。

二人がかけてくれた魔法の言葉は、今でも私を励まし続けています。

剣道との再会は、かっちゃんとBig BOSS、そして社長の一言のおかげで実現しました。

あの時いただいた「大丈夫。君ならできるよ。」という言葉は、今も私の人生の支えです。

心からの「ありがとう」を、あの大好きな二人に伝えたいです。

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