ドイツで働くための公的手続き

異文化

滞在ビザと労働ビザ

私がドイツで働き始めた頃、滞在ビザと労働ビザの申請は、別々の機関で行う必要がありました。

滞在ビザは【外国人局】労働ビザは【労働局】でした。申請者本人が窓口へ行っても、なかなか書類が通らず、最終的に会社の弁護士さんが間に入ってくださり、ようやく両方のビザを取得できました。

弁護士さんが間に入るまで、数回、自分で各々の機関を訪れましたが、窓口の対応は、あまり気持ちが良いものではありませんでした。

その時に初めて、日本で働いている外国の方もひょっとしたら今の私のような経験をされているのかもしれないと思いました。

次の年ぐらいから滞在ビザと労働ビザの申請を一つの機関で行うことができるようになりました。

私の場合、毎年、ビザの更新が必要でしたので、その時期をとても憂鬱な気持ちで迎えていました。

ただし、働き続けて5年が過ぎると無期限ビザが取得でき、ビザのことで頭を悩ませることもなくなり、本当に安堵しました。

住民票

住民票は【役所】へ届け出ました。その際、書類には、日本で聞いたことがない、宗派について選択する項目がありました。

私は、カトリックですので、カトリックの欄にチェックを入れて申請しました。すると、給与から自動的に【教会税】が差し引かれるようになっていました。

教会税は、宗教だけでなく、社会福祉・教育・人道支援など、ドイツ社会のインフラとしても幅広く使われているようです。

実際に、私が頂いていた、教会税が記載されている給与明細を日本語で再現しました。下記、ご覧下さい。

*ウクライナ人道支援チャリティートートバッグ*


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