ある日、仕事をしていたら、外から大笑いして、楽しんでいる人たちの声が聞こえてきました。
なんだろう?と思って外を覗いてみたら、10数名の大人が、自転車を漕ぎながら、アップルワインを片手に盛り上がっている様子でした。
【Äppler‑Bikeとは?】
・Äppler Bikeは、ビールバイク(Bier Bike)のアップルワイン(Apfelwein)バー ジョンとして、最大16人程度が1台に乗って一緒にペダルを漕ぎながら市内を移動する、とてもユニークなグループ体験です。
・フランクフルトでこれを楽しめるのは、「Big Äppler」と呼ばれる1台のみで、特に夏の週末には非常に人気で、早めの予約が鍵となります。
【Äppler-Bikeは飲酒運転にならないの?】
1. ハンドル操作は参加者ではない
・参加者はペダルを漕いで動力を補助しますが、ハンドル・ブレーキ・方向操作は免許を持った専任ドライバーが担当します。
・つまり、漕ぐ人たちは「動力源」にすぎず、道路交通法上の「運転者」にはあたりません。
2. 飲酒運転の適用はドライバーのみ
・法律的に「運転者」とされるのは操縦を行うドライバーです。
・したがって、ドライバーは当然アルコール禁止ですが、参加者が飲酒してペダルを漕ぐこと自体は 飲酒運転には該当しません。
3. 地方自治体の規制
・フランクフルトを含む一部の都市では、騒音や安全面からパーティーバイク(Bierbike / Äppler-Bike)の走行が制限または禁止される場合があります。
・そのため運営会社は事前に警察や市当局と調整を行い、認可されたルートでのみ運行します。
【特徴と魅力】
・ユニークな飲み体験:グループでペダルを漕ぎながら、アップルワイン(Äppler)や軽い飲み物を楽しめる、楽しい体験型アクティビティです。
・イベント感覚の観光:たとえば、若者の“Junggesellenabschied”(ドイツ式の独身最後のパーティー)や企業イベント、グループ旅行などに利用されることが多く、エンタメ性が高い観光アクティビティです。
・他のバリエーションと組み合わせも可能:「ビールバイク(Bierbike)」や「シャンパンバイク(Sektbike/Proseccobike)」としてのプランも用意されている場合があり、飲み物のタイプを選べる柔軟性があります。
【同様の体験】
ガイド付き自転車ツアー(Äppelwoi含む)
Äppler Bike以外にも、アップルワインや郷土文化を楽しめるガイド付き自転車ツアーもあります。
・Classic Frankfurt Bike Tour
家族連れにも対応した自転車ツアーで、ガイドがアップルワインの発祥地ザクセンハウゼンを案内し、街の名所(旧市街、ゲーテの家、欧州中央銀行など)を巡ります。
ツアー中に地元のアップルワインタバーンを紹介されることもあります。
・GetYourGuideのガイド付きバイクツアー
リラックスしたペースのサイクリングで、頻繁な観光スポット訪問や写真タイムがあり、最後はサクセンハウゼンの伝統的なアプフェルワイン酒場で締めくくるスタイルです。
非常に評価が高く、地元の歴史や文化も学べます。
・E‑Bike アップルワインツアー
自然豊かなルート(マイン川周辺や果樹園エリア)を3時間程度かけて巡りながら、アップルワインを試飲するツアーもあります。
運動量を調整しながら楽しめるのが魅力です。
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