【スーツケースを座席上部に置くとき】
ICEの車両には、日本の新幹線と同じように座席上部に荷物棚があります。
けれども、海外旅行用のスーツケースを持っていると、これを持ち上げて収納するのは一苦労。
でも、ドイツには、この大きな荷物の上げ下ろしを自然に手伝ってくれる方が多くいらっしゃいました。
ドイツでは男女平等の意識が強い国ですが、それと同時に「困っている人を助けるのは当たり前」という社会的マナーも根付いています。
特に大きなスーツケースや重い荷物を扱う場面では、若い男性や体格の良い男性が、さりげなくサポートに入ることがよく見られます。
ドイツ人のこうした行動の背景
・公共の場での助け合い文化
ドイツでは「困っている人に手を差し伸べるのは当然」という教育や社会的な価値観が根付いています。
席を譲る、ベビーカーを持ち上げる、荷物を棚に上げる、といった行動が日常的に行われています。
・実用主義的な優しさ
「助ければ早く解決する」という合理的な考え方も影響しています。
わざわざ言葉で説明するより、サッと手伝ってしまった方が効率的だと考える人が多いのです。
・ジェントルマン精神
特に中年以降の男性は「女性や年配者をさりげなくサポートするのが自然」という感覚を持っていることが多いです。
【運転士の粋なアナウンス】
ICEで旅行に出掛けたある日のこと、その車内でアナウンスが流れました。
その日は、たまたま母の日でした。
運転士さんは、「皆様、こんにちは。今日は、母の日です。お母様への感謝をお忘れなく!」というような内容でした。
とても心温まる、優しいアナウンスでした。^ ^
また、クリスマスの時期には、「サンタクロースがすぐ後ろの車両にいますので、切符の代わりに笑顔を見せてください」といった冗談まじりの放送が流れたこともあるそうです。
まとめ
ICEのアナウンスは基本的にはマニュアル化されていますが、ドイツ人らしいウィットやブラックユーモアを交えた“アドリブ”が入ることがあります。
特に遅延時やイベントの日には、こうしたユーモラスなアナウンスを耳にできることもあり、旅の小さな思い出になります。
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