Flammkuchen(フラムクーヘン、仏語では Tarte flambée)は、ドイツ南西部(アルザス地方と隣接するバーデン地方、プファルツ地方など)発祥の郷土料理です。
見た目はピザに似ていますが、作り方や食感はかなり異なります。
9月~11月ごろにFlammkuchen(フラムクーヘン)をよく食べていました。
軽やかで、とても美味しかったです。^ ^
【特徴】
・生地
薄くのばしたパン生地を使用。
イタリアのピザよりもさらに薄く、パリッとしたクリスピーな焼き上がりになります。
・基本の具材
シュマンド(Sauerrahm/サワークリームやフロマージュ・ブランのような酸味あるクリーム)
玉ねぎのスライス
ベーコン(Speck)
これがクラシックなスタイルです。
【クラシック・フラムクーヘンのレシピ】
・材料(2〜3人分)
強力粉(または薄力粉でも可):250g
水:125ml
オリーブオイル:大さじ2
塩:小さじ1/2
・トッピング
サワークリーム(またはクレームフレーシュ):200g
玉ねぎ:1個(薄切り)
ベーコン(ブロックを細切りが理想):80g
黒こしょう:少々
・作り方
1.ボウルに粉・塩・水・オイルを入れ、なめらかになるまでこねる。
2.30分ほど休ませたら、オーブン用天板サイズに極薄に伸ばす(ポイント)。
3.サワークリームを塗り、玉ねぎとベーコンを散らす。
4.250℃に予熱したオーブンで7〜10分焼く。
5.表面がカリッとしたら完成。
黒こしょうを振って熱々を切り分けて食べる。
【バリエーション】
・チーズを追加(エメンタールやモッツァレラなど)
・野菜(ほうれん草、トマト、マッシュルーム)をトッピング
・甘いデザート風(りんご+シナモン+バニラクリーム など)
【食文化】
・フラムクーヘンは、ワイン居酒屋(Weinstube)やビアガーデンでよく提供されます。
・特に 新酒(フェーダーヴァイサー/Federweißer) の季節(秋)に、一緒に楽しむのが定番。
・複数人でシェアして食べることが多く、長方形の木板にのせて提供されます。
【ピザとの違い】
・生地がより薄くカリッとしている。
・トマトソースを使わず、サワークリーム系のベースが中心。
・短時間(高温)でサッと焼き上げる。
【フラムクーヘンに合うお酒】
・Federweißer(フェーダーヴァイサー)
→ 発酵途中の白ワインで、微発泡・甘口。秋限定。フラムクーヘンの定番ペア。
・白ワイン(リースリング、ジルヴァーナーなど)
→ 爽やかな酸味のある白ワインが、サワークリームや玉ねぎ・ベーコンにぴったり。
・Apfelwein(アップルワイン/Äppler)
→ フランクフルトでは定番の組み合わせ。酸味が料理の脂をすっきり流してくれる。
・ビール(特にピルスナー)
→ 軽い苦味のあるピルスは、カリカリ生地のフラムクーヘンに合う。
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