No.045 旅行代理店ミッション#10:アムステルダム出張 その1

ミッション

【出張打診】

ある2月こと、「Ayako、ちょっといい?」とマネージャーに別室へ呼ばれました。

「何でしょう?」と聞いたところ、

「アムステルダムオフィスのヘルプに行って欲しい。」とのこと。

その理由は、3月から4月にかけて、オランダはチューリップシーズンで、特に、

「キューケンホフ公園」と呼ばれる、世界最大級の花の公園を目当てに

観光でいらっしゃる旅行者が増えるからです。

つまり、この時期、アムステルダムオフィスは、ハイシーズンとなります。

通常、アムステルダムオフィスには、マネージャーを含む3~4名のスタッフが

常駐していましたが、このハイシーズンは、彼らだけで乗り越えることが難しく、

比較的、人員に余裕のあるオフィスからヘルプに行くことが恒例になっていました。

私がこの話を打診される2年前からすでに、2名のフランクフルトスタッフがヘルプ

に行っていたのですが、彼女たちが一カ月後にフランクフルトに戻るなり、

「二度と行きたくない。」と言っていたことを思い出していました。

原因は、Oさんと一緒に仕事をしていくことが難しかったようでした。

マネージャーに、「Oさんがいるところですよね。

是非、ヘルプに行かせてください。」とこちらからもお願いしました。

Oさんがどんな方なのか、一度、お会いして、

自分の目で確かめたいという気持ちがありました。

Oさんとの初めてのコンタクトについては、

No.44 旅行代理店ミッション#9:緊急電話当番 その2をご覧ください!

No.044 旅行代理店ミッション#9:緊急電話当番 その2 | Friends no kiseki

【いざ、アムステルダムオフィスへ】

アムステルダムオフィスは、スキポール空港から

歩いて10分くらいのところにありました。

今回のヘルプでは、一カ月間、週6日勤務、空港近くのホテルに滞在しました。

剣道の練習に行くことは難しいので、せめて、ホテルで素振りでもしようと

竹刀を持参し、オフィスに行きました。

アムステルダムオフィスには、マネージャーのOさん、日本人スタッフのAさん、

そして、オランダ人スタッフ2名が常駐していました。

ヘルプには、フランクフルトオフィスからだけでなく、ミラノ、ウィーン、ロンドン

からも1名ずつ来ていました。

なんと心強いことか、こんなに仲間がいる!という嬉しさでいっぱいでした。

皆、個性派ぞろいで、初日から大いに話が盛り上がりました。^ ^

オランダの公用語は、「オランダ語」ですが、アムステルダムオフィスの

スタッフは、皆さん、英語が堪能でした。

現地のバス会社、レストラン、ホテルのオランダ人も、英語を話してくれるので、

オランダ語を話す必要はありませんでした。

私の場合、ドイツにいて、かかってきた英語の電話に対応することも

稀にありましたが、英語を話す機会がなかったので、

しっかりとコミュニケーションが取れるか不安でした。

そんな様子を察知したのか、オランダ人のスタッフが、

「Ayakoの得意な言語は、ドイツ語?英語?」と聞いてきたので、

「ドイツ語です。」と伝えました。

そのスタッフは、「私、ドイツ語は話せないけど、ヒヤリングは理解できるから、

ドイツ語で話していいからね。」と言ってくれました。

なんと、ありがたいことか。その日から、私はドイツ語で話し、オランダ人スタッフ

は英語で話すというコミュニケーションのやり取りが始まりました。

オランダ語は、英語とドイツ語のミックスなので、オランダ語の会話を聞いていて、

度々、ドイツ語と同じ発音があることに気づくことが出来ました。

とても楽しくて、不思議な経験でした。

さて、次回は、Oさんの良いところを立て続けに発見して、少しずつ良い関係で

仕事が出来るようになったことについて、お話し致します。^ ^

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