ドイツで働いていた期間、2回、フランスのモン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)へ遊びに行きました。
1度目は、会社の同僚と訪れ、モン・サン・ミシェル島内のホテルに宿泊しました。
夜は、モン・サン・ミシェルが一望できるホテルレストランで新鮮な生牡蠣や美味しいラム肉を食べて、とても幸せな時間を過ごしました。
2度目は、姉とパリからの日本語ガイド付きの日帰りバスツアーに参加しました。その際、モン・サン・ミシェル名物のオムレツを食べました。
モン・サン・ミシェル―潮の香りと祈りが交わる奇跡の島
フランス・ノルマンディー地方の海に浮かぶ小さな島、モン・サン・ミシェル(Mont Saint-Michel)。
この場所を初めて訪れたとき、私は思わず息を呑みました。
まるで絵本の中から抜け出したような光景――海と空の境目に、金色の修道院が静かに佇んでいる。
その神秘的な姿を目にした瞬間、「ここに来てよかった」と心から感じたのを覚えています。
1.島の頂にそびえる「修道院」―祈りと静寂の象徴
モン・サン・ミシェルの象徴といえば、島の頂上に建つ大天使ミカエルを祀る修道院です。
修道院の階段を上るたびに、潮風と共に過去の祈りが聞こえてくるような不思議な感覚に包まれます。
特に、礼拝堂のステンドグラスから差し込む光は神々しく、時間を忘れてしまうほどです。
観光地というよりも、“心が静かになる場所”という表現がぴったりです。
2.潮の満ち引きが織りなすドラマ
モン・サン・ミシェルのもう一つの魅力は、潮の満ち引きによって姿を変える風景でした。
満潮時には島全体が海に浮かぶ孤島となり、干潮になると広大な砂浜が現れます。
まるで「天と地の境界線」を歩いているような感覚で、自然の力と人間の営みが共存する神秘の時間でした。
私が訪れたときも、刻一刻と変わる海の表情に見とれて、カメラを構える手が止まってしまいました。
3.石畳の小道と可愛いカフェたち
島の入り口から修道院へと続く石畳の小道には、中世の雰囲気を残したカフェやお土産店が並びます。
中でも有名なのが、ふわふわのオムレツで知られる「ラ・メール・プラール」です。

4.夜のライトアップ―“夢の中の修道院”
日が沈むと、修道院はライトアップされ、昼とは全く違う表情を見せてくれます。
闇の中に浮かぶ黄金色の塔は、まるで空と海の間に浮かぶ“祈りの灯”でした。
静寂に包まれた夜のモン・サン・ミシェルには、言葉にできないほどの感動がありました。
最後に:心が洗われるような場所
モン・サン・ミシェルは、「観光地」という枠を超えた**“心の浄化の場”**だと思います。
潮風に包まれ、遠い時代の祈りを感じながら歩く――それだけで、心の中に静かな希望が灯ります。
どんなに時代が変わっても、この島が放つ“永遠の美しさ”は、きっと人々の心を惹きつけ続けるでしょう。
皆さんは、モン・サン・ミシェルをご覧になって、どのように感じ、どのような気持ちになりましたか?
よろしければコメント欄に書いていただけるとうれしいです。
  
  
  
  
