No.063 ドイツで発症したバラ科アレルギー

日常

 

ドイツで暮らし始めて数年が過ぎた頃、ある果物を食べると、口の中や喉のかゆみや腫れ、ヒリヒリ感などの症状が出るようになりました。

 

その果物とは、りんご、もも、すもも、洋なし、なし、いちご、ブラックチェリーでした。

 

バラ科のアレルギーでした。

 

これらの果物を日本では食べていたのに、暮らす国や環境が変わることによって、食べられなくなったことに正直、驚きました。

 

ドイツでは、よく街中で、小ぶりのりんごを丸かじりしながら歩いている人を見かけることがありました。(女性の手のひらサイズのりんごがスーパーでは、袋詰めにされ、キロ単位で安く購入できるようになっていました。)

 

ドイツ人のお宅へお邪魔すると、大きなかごに数種類の果物が並んで入れられている光景が割と一般的でした。

 

あるお宅へお邪魔し、果物を勧められたときに、「実は、バラ科のアレルギーで果物を食べることができないのです。」とお話ししたところ、その果物を生で食べなければ、症状がでないことを教えてもらいました。

 

私と同じようなバラ科のアレルギー症状を持つ子供のお母さんは、生のりんごの代わりに、りんごチップスやアップルパイなどを食べさせていました。

 

加熱や加工によって、果物を摂取することが出来ることを知りました。

 

日本に帰国してからも、バラ科のアレルギー症状がでないよう、気を付けていました。

 

後輩の結婚式に招待された時も、アレルギーを確認してくれて、私だけ、別の果物を使ったスイーツを用意してもらいました。

 

また、りんごをたくさんいただいた時は、インターネットでレシピを観ながら、初めてジャムづくりにも挑戦しました。^ ^

 

10年以上、バラ科のアレルギー症状に悩まされてきましたが、ここ最近は、問題なくどの果物も美味しく頂けるようになったことはうれしい限りです。

 

皆さんの中で、大人になって、アレルギーを発症された方はいらっしゃいますか?

もし、よろしければ、何のアレルギーで、それに対し、どのような対策をされたのか、コメント欄に書いていただけると大変参考になります。

 

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