予防接種のために、姪を病院へ連れていく
姪がまだ小さいころ、予防接種を受けさせるために病院へ連れていったことがあります。
ベビーカーに乗っている姪は、まさか自分が注射をうたれると思っていませんので、終始、ご機嫌でした。
病院へ着き、名前を呼ばれ、一緒に診察室に入ります。
そして、お医者様が注射を手に持った瞬間、姪は大泣きし、その場から逃げようとします。
とても注射が打てる状況ではありませんでしたが、看護師さんが姪を大きなタオルで一時的にくるみ、身動きが取れないようにしました。
まるで、”みのむし”のような状況でした。
身動きが取れなくなり、さらに恐怖を感じた姪の鳴き声のボリュームが上がります。
お医者様がすぐに注射を打っていただき、やっと修羅場が終わりました。
自分が何をされるのかも分からず、それは怖いだろうなあと、姪が可哀そうになりました。
何度か病院へ通ううちにママと間違われる
小さい子どもは、病気になることが多いようで、姪も例外ではなく、保育園で風邪やインフルエンザが流行ったりすると、もれなくかかっていました。
私は、当時、ドイツから帰国したばかりで、次の就職が決まっておらず、姪との時間がたっぷりありました。
病院へ行く度に、お医者様にママと呼ばれることが多く、まじめな私は、その都度、「叔母です。」と答えていました。
ある時、あまりにもママと間違えられるので、「叔母です。」と言い直すことが面倒くさくなり、一時的に「ママ」を受け入れることにしました。
保育園のお迎えにいったときの切ない感情
いつも同じ時間に姪を保育園へお迎えに行きました。
同じ時間帯に他の保護者の方もお子様のお迎えにいらっしゃっていました。
保育園の先生が、「〇〇ちゃん、お迎えよ~。」と呼ぶと、子どもたちは嬉しそうに保護者のもとに駆け寄ります。
しかしながら、私の場合は違いました。
保育園の先生が、姪を呼びます。「〇〇ちゃん、お迎えよ~。」姪も最初は、うれしそうに走ってきます。
ですが、途中、「ハッ!」とお迎えがママではないことに気付きます。
すると、踵を返して遊んでいたところへ戻ろうとします。
そこへ私が、「いやいや、きみを迎えに来ているから。」と言うと、あきらめた様子で、私のところにやってきました。
やれやれ。何とも切ない気持ちになりました。
小さい子どもは、思っている気持ちがそのまま表情や行動に出てきます。
皆様の中に、子どものこうした、純粋で、ストレートな言動に切なさを感じたことはありますか?
どんな経験をされたのか、是非、コメント欄にて書き込んでいただけるとうれしいです。
  
  
  
  
