ヨーロッパの中で、私が一番好きな街があります。
それは、ポルトガルの『ポルト』です。
当時、会社の後輩二人と一緒にポルトガルの首都リスボンとポルトを旅行しました。
ポルトには、通称ドン・ルイス1世橋(Dom Luís I Bridge)があり、そこから眺める夕日が最高に美しかったのを今も忘れることが出来ません。
できれば、もう一度、同じ橋からの夕日を見に行きたいと思っています。
ドン・ルイス1世橋(Dom Luís I Bridge)

ドン・ルイス1世橋は、鉄製で上の水彩画にある通りアーチ橋です。
橋の構造は、2階建て(二重構造)。
上部は、歩行者用通路 + メトロ(または旧市電/軽鉄道)線路で、下部は、車両+歩行者通路となっていました。
全長は、約 385 mでした。
私は、2階部分の歩行者用通路から落ちていく夕日に見惚れていました。
その時、川面を流れる小舟や対岸の家並みが、まるで絵のようでした。
夕焼けの色が水に広がり、人工の街と自然の川が調和しているように感じられた。

ポートワイン
ポルトといえば、やはり ポートワイン。
対岸の ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia) には、老舗ワインメーカーのセラー(カーヴ)が並び、気軽に見学や試飲ができます。
「サンデマン(Sandeman)」「テイラーズ(Taylor’s)」「グラハム(Graham’s)」などの有名ブランドがずらりと並び、それぞれの建物には、熟成樽が静かに並ぶ薄暗い空間が広がっています。
ツアーでは、ワインの造り方や歴史を学んだあと、小さなグラスで赤・白・ルビーなど数種類のポートを試飲が可能です。
後輩がワインを試飲していましたが、口に含むと、まるで果実そのものがとろけるような甘みと深み。
まるで、「大人のデザート」とでも言いたくなるような贅沢な味わいのようです。
そして、食の思い出といえば——。
ポルトでは初めて ウサギの肉 を食べました。
シチューのように柔らかく煮込まれ、ほんのりハーブが香るその料理は、見た目以上に優しい味で、どこか鶏肉に似た親しみやすさがありました。
ヨーロッパの食文化に触れた瞬間でもあり、「こんな料理もあるんだ」と驚きと感動が入り混じった夜でした。
ポートワインと、夕暮れの川風、そして食卓の温かさ。
あのとき感じた“ポルトのやわらかい時間”は、今でも心の中で静かに輝いています。
皆さんのお好きなヨーロッパの国、あるいは、街はどこですか?おすすめの場所がありましたら、コメント欄にてご共有いただけると嬉しいです。
  
  
  
  
