No.052 アムステルダム王宮

異文化

 

アムステルダムの観光スポットで忘れてはいけないのが『アムステルダム王宮』です。

【概要と用途】

オランダ国王の公式行事に用いられる王宮で、国家行事や公式レセプション、戴冠式、国賓の歓迎式などに使用されます。

国王夫妻が居住する宮殿ではなく、儀式や公式行事のための代表的な建物です。

【歴史】

 1648年にアムステルダム市庁舎として着工し、1655年に完成。設計は有名な建築家ヤーコプ・ファン・カンペン。

ナポレオンの弟ルイ・ボナパルトがオランダ国王だった1808年以降、王宮として利用されるようになりました。

【建築と特徴】

 オランダ・バロック様式の壮麗な建物。砂岩の外壁と重厚なドーム型時計塔が象徴的。

内部は大理石を多用し、特に市民ホール(Burgerzaal)は高さ24mの荘厳な空間として有名。

天井画や彫刻にはギリシャ神話や市民の栄光を表すモチーフが描かれています。

【立地】

 アムステルダムの中心、ダム広場に位置し、隣には新教会(Nieuwe Kerk)がある観光の要所。

【現在の見学・観光】

 王室行事がない時は一般公開され、豪華な部屋や芸術品を見学できます。

多言語オーディオガイドや期間限定の特別展示も行われています。 

【豆知識】

 公式名称は「Koninklijk Paleis Amsterdam(アムステルダム王宮)」ですが、地元 では「Paleis op de Dam(ダム広場の宮殿)」とも呼ばれます。

ユネスコ世界遺産「アムステルダムの運河地区」の一部として周辺環境とともに保護されています。

*るるぶオランダ・ベルギー  [ JTBパブリッシング 旅行ガイドブック 編集部 ]*

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