No.044 旅行代理店ミッション#9:緊急電話当番 その2

ミッション

 

緊急電話当番は、しばしば、体調不良の人、事故や悪天候を引き寄せる人がだいたい決まっていました。

私の場合は、悪天候を引き寄せる才能があったようで、いつの日か、金曜日の業務時終了後、緊急電話当番が私になった瞬間、「ピカッ!ゴロゴロ、ドッカーン!」と雷が落ちました。

すると、先輩たちが、「えっ!なんか急に天気が悪くなったけど、今週、誰が当番なの?まさか。。。」と言って、私のデスクの方に皆の視線が集まります。

そろっと、「私です。。。」と手を挙げると、皆が爆笑の嵐。。。

「なんでAyakoが持つと天気が悪くなるのだろうね。」といわれましたが、それは私が聞きたいところです。

天気が悪くなるということは、雨や雪によって、電車やフライトの遅延やキャンセルが出てきます。

つまり、予定していた手配の変更の電話がかかってくることを意味します。

緊急電話当番については、No.43 旅行代理店ミッション#8:緊急電話当番 その1でご確認いただけます。

No.043 旅行代理店ミッション#8:緊急電話当番 その1 | Friends no kiseki

【緊急対応事例3】

さて、雷から始まった私の金曜日の夜、早速、電話が鳴り始めました。

1件や2件ではありません。

なので、この時の週末は、2号機の先輩、3号機のマネージャーも忙しくなりました。

夜だけの予定だけが変更になるだけならまだ良いのですが、予定が一つズレてしまうと、次の日の出発時間から一日の日程全てが変わることもよくあります。

夜が遅いと電話を取ってもらえないので、次の日に朝早く起きて、急いで連絡し、予定を変更していました。

大変でしたが、現場で奮闘してくださっている、アシスタントさん、ガイドさん、通訳さんたちによく助けて頂きました。

会社に入って数年の私よりも現場のことを長く知っていて、分からないときは、アドバイスしてくださいました。

緊急電話当番は、ハードな仕事ではありましたが、2号機、3号機、そして、何とか良いツアーにしようと現場で奮闘されている皆さんのお陰でモチベーション高くやり遂げることが出来ました。

ただ、もう一度、これをやりたいかと言われると、私はじっと黙り込むでしょう。

 

【緊急対応事例4】

この時の緊急電話当番は、金曜日の夜に、アムステルダムからフランクフルトに入ってくるツアーが含まれていました。

このような場合、何かあれば、アムステルダムの緊急電話当番からかかってきます。

「おっ!今晩は鳴らないな。」と安心しきって寝ようとした時のことです。

電話の主は、アムステルダムの緊急電話当番のOさんからでした。

要件を聞き始めた時から、なぜか彼はイライラしていて、かなり強めの口調で私に話しかけてきました。

とても感じが良いとは言えませんでした。

週末明けに事務所に出勤した時、マネージャーにこのことを伝えました。

「あ~、Oさんだよね。そういうところがあるね。仕方ないのよ」とのこと。

このアムステルダムのOさんとまさか後々、一緒に仕事をすることになるなんて全く予想していませんでした。

緊急電話当番の事例については、またの機会にお伝えすることにして、次回は、アムステルダムへ出張することになったお話です。

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