前橋では、「どんど焼き」というお正月文化に触れる機会に恵まれました。
どんど焼きって何だろう?
前橋のどんど焼きは、毎年1月中旬ごろに行われる、正月を締めくくる伝統行事です。前橋市内では町内会や地域団体が中心となって開催されます。
どんな行事?
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正月飾り・しめ縄・書き初めなどを持ち寄り、やぐらに組んで焚き上げます。
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火には歳神様を天にお送りする意味があるとされ、正月の区切りとして大切にされています。
願いと風習
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無病息災・家内安全・五穀豊穣を祈願。
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書き初めを燃やし、灰や煙が高く上がると字が上達するという言い伝えもあります。
前橋ならではの雰囲気
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冬の澄んだ空気の中、だるまや正月飾りが炎に包まれる光景は厳か。
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地域によっては甘酒の振る舞いや、火であぶった団子や餅を食べる習慣もあります。
前橋のどんど焼きは、世代を超えて人が集い、一年の無事を願う地域の絆を感じられる行事。冬の前橋を象徴する、心あたたまる風景のひとつです。
お焚き上げは、一瞬にして燃え上がり、豪快に火の粉を散らしていきます。
お餅を早く焼いてしまいたくて、炎の中に入れたら、ただただ真っ黒になり、生焼けのまま食べることになりました。
赤城おろしのような強風が吹く場合、どんど焼きは原則「中止・延期・内容変更」になります。
理由は明確で、火の粉の飛散や倒壊、延焼事故の危険が非常に高まるためです。
強風時に想定される対応パターン
① 中止(最も多い)
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やぐらが倒れる、火の粉が住宅や山林に飛ぶ危険がある場合
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消防・自治体・町内会の判断で当日朝に中止が決まることもあります
② 延期
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天候回復が見込める場合
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翌週や別日に改めて実施するケース
③ 内容を大幅に縮小
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点火はせず、お焚き上げのみ後日まとめて実施
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火を使わず、神事のみ行う地域もあります
なぜ赤城おろしは特に危険?
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瞬間的に非常に強い突風が吹く
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風向きが変わりやすく、予測が難しい
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冬は空気が乾燥し、火災リスクが高い
そのため前橋周辺では、
**「少し強い風」ではなく「危険な風」**として慎重に扱われます。
まとめ
赤城おろしが吹く日は、
伝統よりも安全が最優先。
どんど焼きは「火をつけること」より、
一年の区切りと感謝・祈りの気持ちを大切にする行事です。
安全に行われるからこそ、
次の一年も安心して迎えられる――
それが前橋のどんど焼きの考え方です。
