No.069 体が悲鳴をあげている?|4回の円形脱毛症になって

日常

 

ある日のこと、いきつけの美容院へ髪を切りに行ったときのことです。

馴染みの美容師さんが「さて、今日はどうしましょうかね~。」と私の髪を触っていたとき、彼女の手が止まり、少し戸惑った様子で、鏡に映る私を見つめてきました。

「どうかしましたか?」と聞いたところ、美容師さんは、「おそらく気付かれていないので、言おうかどうか迷ったのですが、円形脱毛症のようです。」と私の後頭部の禿げた部分を鏡で映して見せてくれました。

500円玉ぐらいの大きさの円形脱毛症でした。

禿げた部分をみせられて、最初はショックのあまり声が出ませんでした。

仕事のストレスであることは疑いようもありませんでした。

なぜなら、どんなに嫌味を言われようが、どんなに仕事が多かろうが、そんなことは気にしないで、その都度、グッと我慢して、堪えて、気にしないフリをしていたからです。

自分では上手く乗り切った、つもりでいました。

しかしながら、体は正直でした。

心身にかかっていたストレスをむりやり、グッと抑えこんできた、その行為が心に負担をかけ、円形脱毛症の症状として現れたのでした。

仕事の環境を変えることを考えましたが、当時、仕事は好きで、海外には、たくさんの良い仲間がいましたので、彼らのためにも、何とか自分の任務を全うしようと毎日、必死に働いていました。

1回目より、サイズは小さくなりましたが、これ以降、2回、3回、4回と、円形脱毛症になっては治り、なっては治り、を繰り返すことになりました。

4回の円形脱毛症を経験しましたが、毎回、違うところにできていました。

それからというもの、仕事が行き過ぎる一歩手前で止めることにしました。

明日できることは明日やる。

一度に、全てのものをやってしまおうとせずに、時間を置くことを学びました。

欲張ることを止めたら、少しずつ気持ちが楽になっていきました。

ある国のお友達に、「Ayakoは完璧主義だよね。しかも、それを見せない。」と言われたことがありました。

私は、決して完ぺきではないのに、そんな風に言われたのは意外でした。

完璧主義ではないけれど、一つ一つを丁寧にやることを心掛けていました。

なぜなら、手を抜いたことで生じる問題が、自分に降りかかってくるのを防ぎたかったからです。

ある人からは、よく「真面目過ぎる。」とも言われます。

これは性格なので、どうにもこうにもできないことでもありますが、どうしたらもう少し楽に、物事に対して、向き合うことが出来るのかを考える時があります。

私を知る周りの人たちには、「ほら、またそんなことを真面目に考えている。」と笑われるかもしれませんね。^ ^

皆様、健康第一です。心が壊れる前に勇気を出して、休んでください。

私と同じようなことを経験して気付いたこと、経験して変わったこと、などがありましたら、コメント欄でご共有いただけると嬉しいです。

多くの方のストレス対処法を参考にさせていただきます。

タイトルとURLをコピーしました