No.090 湯上り美人のおはるさん

日常

私の働くグループホームでは、入居者さんが、毎日お風呂に入れます。

ゆっくりだけど、自分の足で歩けるおはるさん。

ベテランの職員さんとおはるさんの会話を聞くのがいつも楽しい。

おはるさん:「いつもこうしてお風呂に入れてもらえて幸せねえ。」

職員:「私は売れっ子アイドルだから、本当はね、こうしてお風呂上りに、丁寧に薬を塗っている暇はないのよ!」

この時点で既に笑いが止まらない。

おはるさん:「えー!本当に!そんな風に見えないわ。」

職員:「失礼な。なんてこと言うのよ。」

お風呂上がりのおはるさんの髪を私が乾かしているときのこと。

Ayako:「あら、またきれいになっちゃって。」

おはるさん:「え~、そ~お~?、やだ、褒め殺し?!うれしいわ~。」

たまにパジャマのボタンを掛け違えて、眉間にしわがよっていることがある。

おはるさん:「あのお、なんかね、ちょっとパジャマが上手く着れないのよ。」

Ayako:「こことここのボダンが掛け違っていますよ。」

おはるさん:「本当だ。ありがとう。」

入居者さんには、なるだけ自分でできることは自分でやってもらう。

それがいつもでも元気で暮らす秘訣でもある。

おはるさんは、毎晩、よく眠れているようでよかった。

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