私の働くグループホームでは、入居者さんが、毎日お風呂に入れます。
ゆっくりだけど、自分の足で歩けるおはるさん。
ベテランの職員さんとおはるさんの会話を聞くのがいつも楽しい。
おはるさん:「いつもこうしてお風呂に入れてもらえて幸せねえ。」
職員:「私は売れっ子アイドルだから、本当はね、こうしてお風呂上りに、丁寧に薬を塗っている暇はないのよ!」
この時点で既に笑いが止まらない。
おはるさん:「えー!本当に!そんな風に見えないわ。」
職員:「失礼な。なんてこと言うのよ。」
お風呂上がりのおはるさんの髪を私が乾かしているときのこと。
Ayako:「あら、またきれいになっちゃって。」
おはるさん:「え~、そ~お~?、やだ、褒め殺し?!うれしいわ~。」
たまにパジャマのボタンを掛け違えて、眉間にしわがよっていることがある。
おはるさん:「あのお、なんかね、ちょっとパジャマが上手く着れないのよ。」
Ayako:「こことここのボダンが掛け違っていますよ。」
おはるさん:「本当だ。ありがとう。」
入居者さんには、なるだけ自分でできることは自分でやってもらう。
それがいつもでも元気で暮らす秘訣でもある。
おはるさんは、毎晩、よく眠れているようでよかった。
